東京都「大学研究者による事業提案制度」採択事業
AIとIoTにより認知症高齢者問題を多面的に解決する東京アプローチの確立
認知症高齢者東京アプローチ社会実装事業
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東京都「大学研究者による事業提案制度」採択事業
AIとIoTにより認知症高齢者問題を多面的に解決する東京アプローチの確立
認知症高齢者東京アプローチ社会実装事業
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介護施設の居室に設置している当社の非接触型生体センサー介護睡眠見守りシステム「SensingWave®」の管理を担当しています。心拍・呼吸相当数と「睡眠の質(浅い/深い眠り)」が分かることが評価され提供しています。
このセンサーはベッドマットレスの下に設置し、ご本人に触れず負担感なくデータを取得できます。ベッド近くのコンセントに挿して使いますが、お掃除の時などに誤って外れてしまうことがありました。ただし、遠隔監視できるので速やかにご担当者に連絡し対処いただきました。
睡眠とBPSD発症との関係は今後さらに研究を進めていきますが、睡眠状態を知ることはご本人のケアを検討したり、介護スタッフの業務負荷の軽減に繋げられたりすると期待しています。
日頃から、多くの介護施設に訪問しており、その度に介護スタッフの声として「認知症の方は予測できない行動をされるので非常にケアに苦労しています」ということを耳にしています。
認知症の方の「予測できない行動」をAIとIoTによって「予測できる行動」にしようと挑戦しているのがこのプロジェクトです。BPSD発症を予測し予防支援策を導くことで、ご家族や介護スタッフの皆様の身体的・精神的な負担軽減につながっていく可能性に大いに期待しています。