article

東京都「大学研究者による事業提案制度」採択事業

AIとIoTにより認知症高齢者問題を多面的に解決する東京アプローチの確立


認知症高齢者東京アプローチ社会実装事業

Article

電子情報通信学会で発表しました(2023年3月)

2023年3月13日(月) に開催された電子情報通信学会の研究会「ライフインテリジェンスとオフィス情報システム研究会(LOIS)」のセッション「センサデータに基づく介護」で、電気通信大学から、2本の発表を行いました。



論文発表:「UEC共創進化スマート社会的アプローチに基づくAIとIoTによる認知症高齢者問題(BPSD)への対応」

電気通信大学の田野俊一学長が、大学が目指す「共創進化スマート社会」の実現への具体的な取り組みとして、認知症高齢者東京アプローチについて説明しました。「共創進化スマート社会」は、人間・社会・自然・システムなどに関する全てのデータと機能をネットワークアクセス可能とし、それらをAIと人間が連携し分析することにより、リアルタイムに進化し続ける社会のことです。
重要な社会課題である認知症高齢者問題の多面的な解決に向けて、BPSDの発症予測に向けたIoTとAIを活用したシステム構築の状況と今後の展望について説明しました。



論文発表:「環境・バイタルセンサーデータによる認知症における行動・心理症状(BPSD)の推定」

東京アプローチでAI分析を担当している電気通信大学の南泰浩教授が、環境センサーとバイタルセンサーのデータによるBPSDの推定について説明しました。
ご協力いただいている複数の介護施設で収集された約5か月間の環境センサー・バイタルセンサーの情報に基づき、いくつかの機械学習の手法を利用してBPSDの予測を行う評価実験を行いました。その結果、BPSD発症推定の可能性を示すことができたことを説明しました。



詳しくは論文をご覧ください。


前の記事へ

次の記事へ